園芸・渓流釣り・温泉

「十字峡」から阿曽原温泉に戻る



 東谷から十字峡までの水平道は、予想よりアップダウンが小さくて比較的に楽だった。
東谷出合の吊橋からS字峡を経て十字峡までの時間は、途中で早飯を食べた休憩
時間を加えても大体2時間、予定通りである。

有名な「十字峡」に到着して記念に写真を撮った。当方は釣りが目的だが、この十字峡
を見学?するためだけに、歩いて訪れる人は少ないか、もしくは居ないのではないだ
ろうか。



「十字峡 」

同じ十字峡という名の場所は全国に何ヶ所かあるようだが、川が十字に合流している
ので、その名が付いたらしい。以前、新潟の六日町の北でも見た事がある。それは、
単に沢が十字に合流している形だけのものだった。「何々銀座」という商店街が全国
に散らばっているようなものだ。この十字峡は水量も多く赤い花崗岩の渓流で迫力を
感じた。



 



 登山の道すがらや阿曽原温泉宿泊の途中に通過する人のみが実物を観ることが
可能な気がする。黒四ダムから下っても、欅平から上っても、ここは安易な物見遊山
で行ける場所にはない。

 「十字峡」は黒部川本谷に左岸から剣岳からの「剣沢」と右岸から先程の東谷の
一つ上流に位置する「棒小屋沢」が文字通り十字に流れ込む場所になっていた。
黒部下ノ廊下の核心部とも言えそうだ。

 十字峡の見える辺りは水平道も少し広くなっていた。ここでキャンプをするらしく焚き
火の跡もあり、水場は近いので登山者の格好のテン場のようだ。剣沢の激流を二人
で見ながら暫く休憩した。

これから暗くならない内に阿曽原温泉まで戻らなければならない。昼間でも危険な水
平道を暗くなっては歩けないし、明日の帰路の準備もある。
早々に引き上げることにした。

 道々歩きながら考えた。今日、阿曽原温泉でテント泊して明日の早朝に出発し、
往路の水平道を辿って「欅平」まで戻らなければならない。「欅平」の駐車場に着い
て車に乗り込むまでは安心できない。狭い水平道を、油断しないで帰路を無事に完
了したいと思った。

途中の仙人ダムの吊橋を渡り、阿曽原温泉には夕方の明るいうちに着いた。
「十字峡」から約4時間位は掛かったと思う。早速、露天風呂に入り汗を流した。

用意の飯を炊いて、小さな缶詰とカレーを温めた副食。それと彼が釣った一尾の
イワナのムニエルが色を添えた。こういう時は何でも美味しいが、釣ったばかりの天然
のイワナは格別だった。



 













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